鮪のシマハラ

鮪のシマハラ応援団①三好洋子(みよし・ようこ)さんプロデューサー

島原さんとは、上海時代からのおつきあい。

彼が、裸一貫マグロ専門店を上海で立ち上げて、軌道に載せるまでを描いた本、「マグロ帝王」のプロデュースをしました。本のタイトルどおり、30代だった島原さんは帝王並みの野心をたぎらせ、ギラギラしてましたね。もう、血も涙もない感じ・・(笑)。でも、それが個性として、多くの人を引き付ける男だったんです。 

ところが、15年間で築いた大きな成功を手放し、日本に帰ってきた島原さんは、まるで別人に見えました。
結婚して子供も生まれたせいもあるのでしょうか。ギラギラが削ぎ落とされて、人としての温かみ、包容力がじんわりと伝わってきた。
人間力がアップした!?(笑)

オープンして3カ月、「鮪のシマハラ」には友人知人を何組か連れてきていますが、誘い文句は「上海の成功を捨てて日本で一から飲食ビジネスにトライしている、とっても面白い男がいる!」がメイン、マグロが美味しい、というのは二番目です(笑)。
でも、実際に来店して、島原さんと喋ってみると、彼らは異口同音に言いますよ。
シマハラ節炸裂の喋りがおもろい、マグロ愛がすごい、そして、その日で違う3種のマグロの刺身&血合いのレバニラ風炒め、これにハマります(笑)
5年で年商30億が、一里塚だと聞きました。私は飲食業はあまり詳しくはないけれど、いつもプロデュースをしていて思うのは、どうやってファン層を作り上げていくかということなんです。

例えば、私は大の卵好きで、1箱1000円の卵をお取り寄せしています。養鶏家の「自分の家族が安心して食べられる卵作り」という想いを応援したいと思った。価格はすごく高いけど、その想いには、それだけの価値があると思ったんです。「鮪のシマハラ」も、「マグロ愛」を買ってもらう店になってほしいです。
もちろんマグロ料理を極めてね、ほかにも、マグロ愛をいろんな形で表現して欲しい。マグログッズにマグロツアー、マグロで食育・・。
アイデアだけは私にもある(笑)。
でも、応援団を巻き込めば、きっといろんなことができるんじゃないかしら?

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